合鴨ロースの食べ方
一般家庭では合鴨は中々買わないものかもしれません。
豚肉に牛肉、鳥類ならば鶏肉が定番ですから、合鴨となると少し高級感があり、自宅の料理として加わっているとそれだけで裕福な家庭という気すらしてしまいます。
ですが合鴨は一般に馴染みが薄くとも、日本人の口に非常に合ったマイルドな味が人気で、味を知ったら病みつきという人も少なくないほどです。
食べ方としてはロースした合鴨が日本料理では定番で、出来上がった合鴨ロースをじっくりと煮付けて味をしみこませたり、特製ソースをかけたりとシンプルにいただくも良いですし、ひと手間加えた料理にしても美味しくいただけます。
料亭で美味しくいただくこともありますし、各有名店より自慢の合鴨ロースが市販されているため、ご家庭でも本格の味を楽しむことができます。
自分で作る合鴨ロース
合鴨ロースをご自分で調理することはもちろん可能ですが、マガモからくる独特の臭み特徴もあるため、少々気を配る調理が必要となります。
まず合鴨肉ですが、脂肪分が少なく柔らかく、臭みも比較的少ない胸肉を選択し、余分な脂身を取り除いて表面の筋も取り除きます。
下準備の次は焼きにうつり、鶏肉同様に皮の面からしっかりと焼きはじめ、こんがりとした焼き色をつけます。
この際には鶏肉と同じように大量の脂が肉から出てきますが、キッチンペーパーなどを使って脂分を取り除きます。
下準備とこの焼きの場面で十分に脂分を取り除くことで、ヘルシーで美味しいロースにすることができます。
皮の面の次は裏返し焼きます。
焼きを終えましたら、醤油ベースのつけダレに合鴨を浸して蒸し作業に入りますが、ここで完全に火を通してしまうことで赤み部分が失われてしまうと、赤みと肉汁を残した美味しいロースとはなりませんので注意が必要です。
良いタイミングで蒸し作業を終えましたら、余熱で内部まで熱が通りきらないようにつけダレから肉を取り除き、荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、同じく冷やしたつけダレに合鴨肉を漬けて一晩寝かせたら完成です。